選んだ理由、良いと思った点は次の通りです。

1、防水・耐衝撃性がある
2、起動が速く、動作もキビキビしている。
3、液晶画面が綺麗
4、安い

▼SDカード、バッテリのフタはロックボタン＋回転式

　防水・耐衝撃性に関しては、各社似た様なものです。それにしても安く、その割に動作が機敏で気持ちが良いのです。

　しかし、あまり良いと思えないのはレンズです。広角28mm相当でF3.9～望遠140mm相当でF4.9という事。この手の小さなコンデジでは、良くある暗いズームレンズです。望遠性能はあまり要らないので、もう1段明るくして貰えると最高なんですけどね。

▼操作ボタンは少なく、ややシンプル

　センサーサイズが1/2.3インチ・1,640万画素という、よくあるローエンドコンデジなので高感度性能は期待できません。ところが、意外にもISO6400まで上げられます。しかし、画質低下と記録サイズ制限もあって、実用になりそうなのは最大ISO3200でした。こうして縮小して見る分には使えそうです。

▼感度が上がる度に色がくすんでいく

　なんといっても、スマホで撮るよりマシという事に尽きる。ホント、今やちょっとした写真はスマホで良いとも言えるけれど、フラッシュが弱く、高感度性能はそんなに良くはない。同じく1/2.3インチセンサーでF2.0といった、明るい単焦点レンズを付けた最新スマホよりも、このレンズの暗いコンデジの方が綺麗に写るのは何故なのか？

　1つ考えられるのは、レンズが大きくて光学性能が高く、手ブレ補正も勝っているんじゃないか？という事です。シャッタースピードを1段でも稼げれば全然違ってきます。それに加えて3倍は大きなフラッシュが被写体を照らしてくれるんです。

　まあ、雑に扱えるし、【取り出して、起動、撮影、しまう】という一連の動作が圧倒的に速いのが良いところです。スマホでも【シャッターボタン長押しで、即カメラモード、撮影、しまう】という動作ができるのに、こそっと持たなきゃいけないグリップの悪さ、シャッターボタンを押してから実際に撮影されるタイムラグが手軽さを台無しにしています。

　あくまで仕事用として考えた時ですけどね(^_^;)