久々にコスパ最高なAMD、A10-7800を試す。

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 デフォルトでTDP65W、Configurable TDP機能によりTDP45W仕様にもなる、AMD A10-7800です。3.5Ghz クアッドコア、MAX3.9Ghzまで自動オーバークロックがかかるTurbo CORE機能もありますが、やはりAPUというCPU部よりも大きなRADEONを内蔵してしまった事が魅力でしょう。これはSP数512コアという、TDP50W級のグラフィックスカードに匹敵する規模です。

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 問題は、CPUは2モジュール4コアという、やや性能が低いというクアッドコア・・・試して見る価値はありそうです。

このAPUを選ぶ理由

 例えば、グラフィックスカード不要でも3Dゲームができそうだとか、Intelばかりだと飽きしてしまうとか、AMDが好きでたまらないとか、色々あるワケですが、今回は次の様な流れで決めました。

■今更2コアは嫌だし、物理4コアは欲しい。
■Intel Core i5 (Haswell Refresh)は25000円級なので高い。
■とは言ってもAthlon 5350(kabini)では性能が低すぎる。
■このAPU(kaveri)なら15000円だ!
■しかも、HSA対応?高いグラフィックス性能は遊べそう!それでいて65Wなのか!?

▼Athlon64から変わらない外観です。
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 という事で、Intelのラインナップの隙間をキッチリ捉えた、魅力的な製品でした。

構成

 今回はコスト重視なので、高価になってしまっては意味がありません。(高いとIntelのCPUにグラフィックスカードを挿すという方法の方が良くなる)そこで、メモリは安価なDDR3-1600を使用しました。ちなみにDDR3-2133Mhzに対応していて、内蔵グラフィックス性能を発揮するには高速なメモリが最適らしいですが、4GBで1866Mhzを超えると、それはそれは高価なメモリですからね。

▼DDR3-1600 2GB 2枚組で、5000円
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 そしてマザーボードはASRock FM2A88M-HD+です。とにかく安いパーツを選択しています(^_^;)

▼FM2A88M-HD+
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 CPUファンにThermaltake NiC L32。リテールファンは使いたくない派なだけです。

▼リテールファンのグリスはかなりベトベトする。
最近はコレがデフォルトなのか?
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▼NiC L32
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 電源にAntec NeoECO 520、80Plus Bronzeでいて5000円くらいなもんです。

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 他にもSSDなどを付けましたが、ごちゃごちゃになるのでこの辺で割愛して、それぞれ別の記事といて書く予定です。

ベンチマーク

 ここではCPU性能と消費電力を評価します。

▼cinebench 11.5にて、3.39pts
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▼アイドル時の消費電力
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▼OCCT-CPUによる負荷時の消費電力
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 うーむ・・・本当にそこそことしか言えないような結果です。Haswell陣と並べて比較してみます。

▼cinebench スコア比較
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▼アイドル時の消費電力
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▼OCCT CPU中の消費電力
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 CPU性能だけを見ると、Intelの2コア4スレッドの【Core i3】クラスのようです。また、消費電力も分が悪く、クロックが高い分食っているということでしょうか。流石に2コア2スレッドのCPUには負けそうにありませんね。

 ※なお、今回、120mmケースファンを5個装着している分、3~4W消費しています。

まとめ

 やはり、APU故にグラフィックス性能との総合的な判断をして欲しいということですよね~(^_^;)・・・なんせ、チップ内面積の半分以上がグラフィックス用コアなんだから、従来と違って逆転してCPUがオマケ的な印象もあります。。

 それでも実際にセットアップを進めていくと、動作の軽快さは感じました。負荷時に差が付くのはしょうがないとして、エンコードなどの全コアをフルで使うようなソフトを常用しないのであれば、性能不足を感じることはなさそうです。さらにConfigurable TDP機能を使った省エネ化ができるので、自分なりの使い方が楽しめますね。


関連記事:2016年7月18日 AMDの足掻き、A10-7890Kで挑む
関連記事:2014年10月25日 久々にコスパ最高、AMDのA10-7800を試す~パーツ組立編



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コメント(2)

pc西谷 返信

参考になりました
ありがとうございます
価格comで比較してたもので、intelと比較もっと調べてみますね

Nama's 返信

ワットパフォーマンスは勝てないでしょうね。

まさにCore i3同等の価格、CPU性能ですが、
ゲームとなると最大時2~3倍の性能を発揮すると思いますよ。

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