ついに、i7 2600Kマシンを入れ替える事にしました。最新CPUの良さを体感してきた上で、ようやく買う決心がついたのです。ローエンドからハイエンドまで、4つのHaswellの比較レビューを書いていきます。
▼またもやAsrockマザー、もはやAsrockファンと言われても仕方がない
最初に、近年のCPU性能アップ鈍化により、i7 2600Kから入れ替える価値があるのかどうかが問題でした。22nm化されたIvybridgeであるCore i7 3770Kの時は、性能アップがほとんど無く、OC耐性も落ちるという始末で省エネ性しかメリットが無いように感じました。
しかしCore i7 4770Kでは、アーキテクチャの更新により、明らかな性能アップが期待できます(^_^)
▼最上位なのにリテールファンが小さいのは同じ(TーT)
マザーボードとCPU以外は再利用したので、思いのほか簡単なアップグレードとなりました。ただ、いつかメインメモリ32GB搭載とするため、Windows 8 64bitを購入しました。それにしても、そこそこ気合いの入った構成のマシンなので豪華スペックに見えます(^_^;)
構成 |
OS |
Windows 8 64bit |
CPU |
Intel Core i7 4770K |
FAN |
Scythe Ninja3 |
M/B |
Asrock Z87 Extreme3 |
RAM1/2 RAM3/4 |
Corsair CMX8GX3M4A1333C9 (4GBx2) Corsair CMX8GX3M4A1333C9 (4GBx2) |
VGA |
Sapphire Ultimate HD7750 GDDR5-1GB |
SSD1 |
Plextor PX-0256M5S (256GB SATA3) |
SSD2 |
Intel SSDSC2MH120A2 (120GB SATA3) |
SSD3 |
Crucial m4 CT128M4SSD2 (128GB SATA3) |
HDD |
Hitachi HDS723020BLA642 (2TB SATA3) |
PU |
silverstone SST-ST75F-G (80PULS GOLD) |
CASE |
Antec LanBoy Air (Yellow) |
マザーボードは電源回路8フェーズ設計のAsrock【Z87 Extreme3】を選択。ハイエンドは12フェーズ以上ですが、大してオーバークロックする予定は無いので、若干は良いだろうというものにしました。Asrockのマザーは安いので好きなのです。
▼組み替え前
▼マザーボードの部品が減ったせいか、相変わらず簡素な感じ。
▼大きなNinjaシリーズが好き。だけど既に販売終了・・・
▼入れ替え完了、あまり変化しません
調子に乗って2個買った【Plextor PX-0256M5S】のベンチです。先日の東芝SSDの高性能を見せつけられ、のこのベンチ結果は大したことが無いということを思い知らされました。
それでは各種測定結果のまとめです。これらはマザーボード、メモリ、グラフィクスカードの有無などの構成がバラバラなので、だいたいの傾向と参考例としての意味しかありません。
まずはアイドル時の消費電力で、【i7 2600K】と構成がほぼ同じなのに、8Wダウンしたということになります。アイドル時のCPU消費はグレードによる大差は無いでしょう。それよりも周辺機器の差が顕著に表れますね。
次にCPU負荷時の消費電力です。同クロックでの比較ができないので、良くないデータになってしまいました。というのも、【i7 4770K 4.4Ghz】がすぐ常用できるものではなかったので、4.2Ghzでのテスト結果なのです。実際は4.3Ghzですら80℃オーバー&OCCTでエラー落ちで、4.4GhzのOCCTなんて絶望的。また、デフォルト設定だと4.2Ghzでも暫くするとTDP制限で自動ダウンクロックされて4Ghz~4.2Ghzをふらつきます。
最後にcinebench 11.529の結果です。【i7 4770K 4.0Ghz】の時点で【i7 2600K 4.4Ghz】を超えています。上記CPU負荷時の消費電力を見ると20W低い消費電力で同じパフォーマンスを発揮できるということです。
結局、これ以上は殻割りしないとダメだという事でしょう。様々な電圧設定を詰めれば改善できるかもしれませんが、発熱が厳しいです。今のところTurbo Boost設定で4.2Ghzにしていて、約80℃に達した時点でクロックダウンしている様子です。しかし、CPUクーラー・ヒートシンクはそれほど発熱していません。昔のPhenom II X6やC2D Q6600などで体感してきた65℃の廃熱ですらもっと熱かったです(^_^;) ただし、i3 4130のリテールクーラーでの結果を見れば、阿修羅や忍者参といった大型クーラーの冷却効果は明らかですね。
・・・i7 4770K無しモデルですら、3.9Ghzまでのクロック設定が可能でしょうから、K付きモデルの利点が少ないですね。結局、Sandy Bridgeが良すぎたせいで、満足できるアップグレードとは言えませんでした。まあ、省エネ化と性能アップしたのは間違いないのでヨシとしましょう。
関連記事 : Let's Haswell ローエンド Pentium G3220
関連記事 : Let's Haswell 無難な選択 Core i3 4130
関連記事 : Let's Haswell Core i5-4570 レビュー的に
関連記事 : 行くぜ!! 殻割り4770KとLiquid Pro
コメントする