予算の関係で上位CPUは選べませんでしたが、久々の一式PC自作。intel最新のCore i7/5/3 4000シリーズ・・・通称Haswellです。3000シリーズのIvybridgeと同じく22nmで、ほぼGPU強化しただけのようなものです。ただ、AVX2命令強化をウリとして、省エネ・性能アップのための様々な謳い文句が・・・!
【構成】
OS : Windows 8 64bit
M/B : Asrock B85 Pro4 (8000円クラスの最安モデル)
CPU : Intel Core i5 4570 (4Core 4Thread 3.2Ghz TB3.6Ghz)
FAN : Scythe SCASR-1000 阿修羅 (予想以上に縦に大きい)
RAM : UMAX DDR3-1600Mhz 4GB x 2
VGA : Sapphire Radeon HD5750 1GB (使い回し)
SSD : Intel SSDSA2M120G2GC (SATA2-120GB 使い回し)
P/U : Scythe SPGT2-500P/A 剛力短2プラグイン(使い回し)
※組み立ての話は【Let's Haswell 久々の自作の記録】にて。
倍率ロックフリーのKモデルが買えない以上、Z87は勿体ない。その下のH87だとRAIDとSSDキャッシュ機能のIntel Smart Response Technologyがありますが、使わないのでローエンドのB85チップセットでOK!!これでもSATA3が4つ、USB3.0はあるし、ちょっとHaswellしてみるには十分です。まあ、外付けGPUを使うので、QSVが使えなくなる上、SATA2とUSB2.0しか使わないんだけどね。
小容量の旧SSDがかなり余ってきて、ちょっとしたPC作りには悪くありません。ベンチで見るとスピードも遅めなんだけど、Windows8の起動速度があまりに高速で、(10秒くらい?)最新SSDほどの性能は要らないんじゃないかとも思えました。
CPUは3.2Ghz、ターボブースト3.6Ghzという事ですが、実際はMAX3.2Ghzで動いているようにしか見えませんでした。しかし、CPUの動作クロックをターボブーストでの36倍、3.6Ghzに設定ができるので、ある意味簡易オーバークロックできるとも言える気がします。そこで、どう変わるか検証してみました。ところで、検証時負荷に応じてCPUクロックが50Mhz単位での変動が見えて感心しました。AMDのCPUもかなり細かいクロック制御をしていたはずですが、INTELも素晴らしい。
▼約800Mhzから
▼負荷時、常時3.6Ghzで、ある意味OC
続いて、CINEBENCHのスコア比較で、参考としてi7 2600K 4.2Ghzも加えました。同クロックでの差を知りたいワケでも無く、2年前のCPUに対してどの程度なのかという比較です。4770Kとの比較が一番良いのでしょうが・・・買えないし。結果、もう少し2世代の差を感じさせて欲しかったという気がします。
最後に、温度とワットチェッカーによる消費電力の測定結果です。HD5750は省エネではあるものの、少々古くてワットパフォーマンスの足を引っ張っているところもあります。そして、2600Kマシン、SSD3台+HDD・サウンドデバイス等が付いていて、かなり不利な状況にも関わらず健闘している感じです。Intelの22nmからはOCすると発熱が大きいという事ですが、CPUクーラーの違いはあれど確かにそんな感じ。
要するに、i5とi7のHTTの有無の差が効いてしまってよく分からんという事になりました。HTTは多スレッドの画像処理、エンコードでハッキリと効きます。元々、2コアでは足りないがエンコードはあまりしないという人向け?のi5の立ち位置が微妙ですね。じゃあ4コア要らないんじゃないか・・・・とまあPCゲーム用に良いのでしょうね。
【Core i5 4570】が20,000円に対して、【Core i7 4770】が35,000円とかなり差があり、値段相応のコストパフォーマンスを選択するという事になるのでしょうか。そして、【Core i5 4570】か、+0.2Ghzの【Core i5 4670】か・・・悩ましいところです。大差は無いので、安い方を選んでしまった次第です。また、省TDPの【S付き】等はキッチリとクロックダウンされていて、魅力減でした。Kモデルは面倒くさそうなので、今回はこれで満足です(^-^)
関連記事 : 2013年9月27日 Let's Haswell ローエンド Pentium G3220
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