現時点でHaswell最下位クラスである、【Pentium G3220】です。HTTとターボブーストが無くとも、デュアルコアで3Ghzというのは実用的なクロックです。また、クロック当たりの性能向上も進んでいるので、なおさら良さそうな気がします。
ということで、Haswellローエンド・・・TDP54WなCPUを組み立てて、少々測定しました。
現時点でHaswell最下位クラスである、【Pentium G3220】です。HTTとターボブーストが無くとも、デュアルコアで3Ghzというのは実用的なクロックです。また、クロック当たりの性能向上も進んでいるので、なおさら良さそうな気がします。
ということで、Haswellローエンド・・・TDP54WなCPUを組み立てて、少々測定しました。
今回のマザーボードは・・・ローエンドCPUに相応しい【H81チップセット】を使った、MSIのマイクロATX【H81M-P33】を選びました。価格が6000円からと安い分、内部USB3.0が無くて、映像出力がDVI-DとアナログD-subのみ。その他はUSB3.0が背面2つ、USB2.0が背面4つ・内部4つ、SATA3が2つ、SATA2が2つ、PCI Express 2.0 x16と、x1が1つずつです。※H81チップセットはQSVエンコード機能が使えないので、注意が必要です。
メモリはUMAXのDDR3-1333の2GBを2枚。電源は玄人志向の【KRPW-SS500W/85+】で、高品質なSeasonic製らしいけれど配線が安っぽい。最後に久々のリテールファン利用ですが、グリスだけは銀グリスにしました(^_^;)
ささっと完成している様に見えますが、電源の使わないケーブル整理に苦悩しました。やはり必要に応じて配線を着脱可能な、プラグインタイプの方が便利ですね。前回も使った【剛力短2プラグイン】にしておけば良かったかな・・・。
▼PC全体の消費電力79ワット(OCCT-PowerSupply)
さて、実は今回のパソコン、安さはもとより省エネ性に期待していました。上記ワットチェッカー測定結果の通り、中々の省エネっぷりで最大60Wくらいしか上がらないでしょう。(OCCTは通常あり得ない程の負荷がかかるので、上記ほどには食わない。)発熱については、OCCTを回すとすぐ60℃くらいには上がりますが、リテールファンは静かで問題は無さそうです。
なお、電源は消費電力が出力半分の時が最高効率らしく、理想は250Wの高効率電源があれば良いのでしょうが、今回は500Wと無駄はあります。それでも80PLUS BRONZEなので82%くらいの効率は出ているのでしょう。
▼Windows7 32bit エクスペリエンスインデックス
最後に念のため、Windows7 32bitでのエクスペリエンスインデックススコア、これは性能の指標としてイマイチわかりづらいものです。次に、定番のCinebench 11.5が2.30ptsでした。先日の【Core i5 4570】の5.41ptsと比較すると、やはりデュアルコアなので半分以下。クロックも3Ghzだと1~2割低く、キャッシュ容量が少ないので相応だと思います。
体感としては高負荷時にたまにもたつく感じなので、動画制作やエンコードをするなら不便かもしれません。頻繁にハードな使い方をしないのであれば問題はなく、エコだからしょうがないと割り切りましょう。クラス上のCore i3だと、デュアルコア+HTTによるマルチスレッド性能で2倍の価格になりますからね。
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