所有しているレンズについて順次レビューを書いてきまして、今回最後となる【EF40mm F2.8 STM】です。これはEOS 6Dボディと合わせて購入しました。標準域のEFレンズを持っておらず(EF100mm F2.8L マクロ IS USMしか持っていなかった)、予算の余裕が無い私にとって苦渋の選択でした。まあ、40mmなら標準的な画角で、なかなか使いやすいところです。
特徴はキャノンのフルサイズ対応レンズとして唯一の、パンケーキと言われる小型なレンズである事。そして、STMという事でステッピングモーターならではの静音なオートフォーカス駆動です。『ウィーウィー』という音が聞こえるのでUSMよりはうるさいですが、滑らかなフォーカシングが動画向けと言われる所以かもしれません。また、プラスチックとゴムの雰囲気なのに、ガタも少なく作りの良いレンズです。ミラーレス一眼カメラの小型レンズと比べても、頑丈そうで安心感があります。
やはり、暗いところではF1.4~F2の明るさが欲しくなるモノ。ましてや水族館だからと、C-PLフィルタを付けたらなお更・・・シャッタースピード1/100付近を確保するためには、ISO12800以上を要求されることもしばしばです。L判プリントならそれでも良いんでしょうが、RAWレタッチでトーンカーブいじる身としてはノイズに悩まされます。そんなときはF4レンズじゃ厳しいだろうなと、F2.8に投資した意味を見出させてくれるワケです。(今回の画像は全てLightroomでRAW現像・NR無・シャープネス無・WBマニュアルです。)