殻割りCore i3 6100Tで放熱改善計画

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 Core i3 6100T、割りました。

 やはりガッチリ冷やしたければ、ヒートスプレッダを剥がすしかありません。

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 Core i7 4700Kではカッター割りしたので、今回のは流行の万力割りにしてみました。

割り方

 テープで接点を保護、外装もテープで保護します。傷がついたら終わりです。

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 後は万力でヒートスプレッダに横から圧力をかけて、熱しつつむしり取るというもので、無理な力をかけるので壊れる可能性があります。

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 割れたらヒートスプレッダ研磨、最強の液体金属【リキプロ】を塗って接着しました。

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 うーん、速い。2回目だから作業15分くらいで終わりました。メンテナンス性のため、CPUクーラーとの接合はAS-05、シルバーグリスにしました。

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温度測定

 結果、負荷時で10℃低下しました。アイドル時の改善はほんの少しです。

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 10℃はかなり大きな差ですね。それでもG4400の低発熱に及ばないので悲しいです。消費電力に16Wもの差があるので当然なんでしょう。

最後に

 この手のCPUを割るのは、もはや趣味のレベルの話かもしれません。オーバークロックをしないのであれば、割らずとも冷却は間に合います(^_^;)

 それにしても、今回のCPUは「外れ」なんでしょうか・・・予想外に温度が下がりませんでした。突き詰めると電圧コントロールも必要なんでしょうが、コレは定格運用で活きる代物だと思うんです。だからとりあえずこれで終わりにします。

 例えばCPUクーラーとの接合部にもリキプロを使う、まともな大型CPUクーラー、水冷などを使えば、さらに5℃以上の低温化が狙えそうです。ところが今回の構成は【mini-itx】なので、限界ギリギリの最大級のCPUクーラーだと思うんですよねえ。

 うーむ、温度センサーの個体差だと信じてそっとフタを閉じることに(T_T)

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