EOS 6D 使い方を考える~自己流の使いこなしを!

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 2014年になって、EOS 6D購入後ちょうど1年となりました。そこで、使い慣れてきたEOS 6D・・・ストロボ無しでの自分なりの使い方について書こうと思います。使い方と言っても、カメラの設定がメインであり、レンズに関しても後述します(^-^)

 

1. 『マイメニューと操作ボタンカスタマイズ』

 まず最初によく使うメニューをマイメニューに登録してしまいましょう。よく使う機能は2~3個しかなく、いちいち探さなくても済みます。中でも特にオススメなのが【ISO感度に関する設定】です。バッテリの残量などもよく見る項目ですね。

▼マイメニュー
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 【ISOオートの範囲】を、実用画質の6400にするか、ギリギリの12800か、多少のノイズは仕方ない25600にするか・・・というように設定すると便利です。そして、【ISOオートの低速限界】が非常に便利。被写体ブレを防ぐ為のシャッタースピード基準設定ができます。(私は基本1/125に設定)

▼ISO感度に関する設定
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 最後に、操作ボタンカスタマイズです。絞り(Av)をちょこまかと弄るので、人差し指のダイヤルに設定変更してあります。シャッタースピード(Tv)は下の親指ダイヤルにしました。他にもレンズの根元の【絞り込みボタン】を電子水準器表示に変えることもできますが、精度が低くて実用的じゃないと思いました。結局、元に戻してボケ具合を確認するのに使っていますが、使うのはマクロ撮影時くらいなもんです。また、私はしませんが、親指AFに特化させてシャッター半押しAFをしないように設定すると、AFをし続けて好きな時にシャッターを切るという手法に適している様です。

▼操作ボタンカスタマイズ
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2. 『撮影モードを使い分ける』

 絞り優先の【Avモード】、シャッタースピード優先の【Tvモード】、マニュアル【Mモード】の3つを状況によって切り替えます。一般的によく使われるモードなので、当然使いこなしているという方も多いかもしれません。

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 私の場合は【Avモード】が主体で、先に書いた【ISOオートの低速限界】を使ったシャッタースピードコントロールを行います。親指ダイヤルを回すと露出補正ができて、カメラにお任せ的な撮影ができます。しかし、暗い場面や絞り気味にすると最高感度(ISO12800~25600など)に達してシャッタースピード低速限界を維持できなくなります。そこまで暗いと、場合によっては環境を改善しないとダメですね。

▼室内物撮りで、不要なシャッタースピードと高感度に
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 この時、状況によってISO感度を下げて品質を高めるのがもう1つのスタイルです。ISO感度を選択すると、【ISOオートの低速限界】で決めたシャッタースピードの設定は無視されて、ISOだけ固定の被写体ブレが考慮されないオートになります。大体は部屋で物撮りをするときにこの状況になり、静体撮影には都合が良いのです。

▼ISO6400に下げると、シャッタースピードがフリーに
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 そして動体撮影をする時と、一定のシチュエーションや本気で撮りにいくときはマニュアルの【Mモード】にすることが多いです。マニュアルといってもISOオートは有効なのでAvモードに毛が生えた程度。さらにISOも固定したり、ISOオート範囲を100~3200といった高画質オートにするのもありで・・・マニュアルなのに柔軟な設定ができて便利です。

 なお、鳥や虫を撮るなら高速シャッターが必要なので、【Tvモード】にする事もあり、それぞれの状況にベストマッチする設定は一概に言えませんね。

 

3. 『AFと連写』

 オートフォーカス設定はシンプルに、激しい動体には【AIサーボAF】、それ以外は【ワンショットAF】です。【AIフォーカス】は自動的にAIサーボに切り替わるワンショットAFですが、使いづらいので使いません。 

 そして、フォーカスポイントは任意中央1点を基本に、希に任意1点をずらして使う事もあります。自動選択は動体に有効ですが、思ったようなフォーカスポイントにならないので好きではありません。この辺りは購入後のEOS 6Dレビューで書いたまま、変わっていないので詳細は省略します。

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 また、連写に関してはほとんどONにしてビシビシと撮るようになりました。風景なら不要ですが、人物には必須だと思います。たくさん撮って、あとで選別というワケです。なお、静音シャッターは全然使いませんが・・・いつか使いたい場面になる事もあるかもしれません。

 

4. 『測光~ホワイトバランスなど』

 測光モードについて、逆光の時など被写体よりも強い光源がある時に、【部分測光】・【スポット測光】が活躍します。しかし、基本は評価測光のまま、露出補正で随時対応できる事が多いかもしれません。

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 その他、ピクチャースタイルなどはRAWデータだけ記録して現像時に設定するので気にしません。ホワイトバランスもオートの【AWB】のままです。なかなか優秀な色を出すので、撮影時AWBの色を残すことも多々あります。オートライトニングオプティマイザについても、RAW現像では自分でやることになります。

 


 最後にレンズと焦点距離については、簡単な話では片付きませんので、以下が私の大まかな使い分けです。自分なりのスタイルができあがると、楽しめるんじゃないかなと思います。焦点距離を網羅する必要もありません。なお、レンズの個別レビュー記事もあるので、上部メニュー【記事のまとめ】から参照してください。

 あと、スピードライト(ストロボ)を装着すると、カメラの挙動と使い方が大幅に変わるので、別の記事として書きます。

■EF24-70mm F2.8L II USM
→基本装備

■EF100mm F2.8L マクロ IS USM
→花の接写、物撮りから中望遠ポートレートまで。
いつもとは違う写真を求めたりこだわりの時に。

■EF16-35mm F4L IS USM
→空や風景撮りには超広角が気持ちよい。
人物撮影でも寄ってデフォルメ効果を楽しんでいます。

■EF40mm F2.8 STM
→小型スナップ機に変貌させますが滅多に出しません。

■EF70-300mm F4-5.6L IS USM
→気軽に出せないけど、望遠レンズならではのボケ味に感動できる。
近寄れない動物撮りには必須です。


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