ワイモバイル版 Nexus 5Xのレビューです。
当初からNexus 6P SIMフリーを使っている私としては、このNexus 5X、やっぱりなーと思う所が多々ありました。
性能は問題無しだが・・・
大ざっぱなスペックは次の通り
・Snapdragon 808(1.8Ghz ×2 + 1.4Ghz ×4)
・Adreno 418 GPU
・2GB RAM、16/32GB ROM
・5.2インチ 1920x1080 IPSディスプレイ
・Android 6.0
ハイエンドから1つ落ちる、6コアSnapdragon 808を搭載しているので低発熱が期待できると思いきや、目論見は外れているようです。大手の発熱レビューも見る限り、ベンチマークやゲームでクロックダウンによる性能低下が発生します。それでも8コアのSnapdragon 810よりはマシなのかもしれません。本体の廃熱とクロック動作仕様によるので一概にCPUのせいとも言えませんが、AppleやSumsungのCPUと比較すると、欠陥があるのは明らかでしょう。
また、Adreno 418について、ちょっと前までの一般的なSnapdragon800シリーズに搭載されていたAdreno 330 GPU(例えばXperia Z3や、Galaxy S5など)と比べて20%の性能アップが謳われており、ゲーム等のグラフィック性能は十分あると思います。
で、実際はどうなのというと、Snapdragon 805等の旧世代と比べて、速度・発熱持久力共に少しだけ良くなった気がします。クロックダウンしても基本パフォーマンスが高いからなのかもしれませんね。
操作はAndoroidだから
使い勝手に大差ありません。というか、使用しているNexus 6PとOSが同じだから・・・尚更ですね(^_^;)
Android 6.0からのウリである背面指紋認証は凄くいいです。iPhone 6sと比べても認証が速くて失敗しづらいように思います。指紋認証が何度も失敗するとイラッとします。
ただ、持ちやすさはちょっと悪い。丸みを帯びてエッジがないので指が引っかからず、左手操作がぎこちなくなります。慣れの問題もありそうです。
ディスプレイと質感の問題
ぱっと見、プラスチックの廉価版Andorid端末になりました。
高級感が無いというだけで、悪いわけではないしスペックだってかなり良い方です。
そして、ディスプレイがちょっと物足りない感じ。Nexus 6Pの超高精細の有機ELディスプレイになれると、iPhone 6s Plusの画面すら色褪せて見えるのはしょうがないですね。
背面カメラはGOOD
背面カメラはNexus 6Pと共通で、凄く良くなっています。謳い文句通り、場合に寄ってはiPhone 6sを越える画質になるでしょう。
ただ、手ぶれ補正の話があって、一概に言えないんですよね(^_^;)
この話は以前の記事でカメラ検証したときにわかりました。
最後に
今回のNexus 5XはSIMロックされたものでした。
ドコモとワイモバイルでされているものはロック解除に180日必要など、未だにキャリア縛りは続いていますね。そのまま格安キャリアのMVNOで使うのなら、ドコモ版でドコモ回線MVNOが利用できます。ワイモバイル版だと、ソフトバンク回線MVNOじゃないとダメなのかもしれません。
やはり価格が4万円くらいだったら最高だったのに、高くなってしまったのが不評の要因でしょう。
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