一気に最新スマホが出揃った感があります。やはり注目はカメラでしょう。今回はXperia Z5、Nexus 6P、iPhone 6s Plusの静止画撮影の比較です。
カメラ、Xperia Z5 vs Nexus 6P vs iPhone 6s Plus
それぞれのスペック
以下は情報が見つからず、一部実際にテストして得たスペックリストです。
【Xperia Z5】
・F2.0、最大ISO12800(静止画)
・センサーサイズ1/2.3型、2300万画素
・像面位相差AF(最速0.03秒)
・電子式手ぶれ補正(静止画・動画)
【Nexus 6P】
・F2.0、最大ISO3762(?)
・センサーサイズ1/2.3型、1230万画素
・レーザーAF
・電子式手ぶれ補正(動画?)
【iPhone 6s Plus】
・F2.2、最大ISO2000(?)
・センサーサイズ1/2.6型(?)、1200万画素
・像面位相差AF
・光学式手ぶれ補正(静止画・動画)
ここで初登場したレーザーAFというのは、レンズのそばから不可視光を照射して距離測定するというもので、非常に高速なAFができます。実態は像面位相差AFなのか、コントラストAFなのかわかりませんが、暗いところにも強くて実用的です。
静体~明るいとき
部屋で物撮りをしたらどうなんでしょうか。
▼Xperia Z5
(F2.0 1/30sec, ISO250)
▼Nexus 6P
(F2.0, 1/35sec, ISO233)
▼iPhone 6s Plus
(F2.2, 1/17, ISO80)
Xperia Z5の白さは、SONYらしい色の印象です。Nexus 6Pは手ぶれ補正がないせいか、少しぶれてしまいました。iPhone 6s Plusが一番黄色っぽいですが、こんなもんでしょう。解像感はどれも似た様な感じでした。
静体~暗いとき
無理矢理暗所で撮影テストしてみました。各社HDR機能が働こうとしたりしますが、フラッシュとHDRはオフです。
▼Xperia Z5
(F2.0, 1/15sec, ISO3200)
▼Nexus 6P
(F2.0, 1/15, ISO2491)
▼iPhone 6s Plus
(F2.2, 1/4sec, ISO400)
画面内に極端に明るい部分が入った事で、画像処理を難しくさせた可能性があります。Xperia Z5は非常に黄色く、プレミアムオートが上手くいっていないのかもしれませんね。対してNexus 6Pは中々健闘した低ノイズです。最も綺麗なのがiPhone 6s Plus、光学手ぶれ補正のメリットが発揮し、ISO400まで落とせているので素晴らしい結果になりました。
静体に手ぶれ補正が効きすぎる
というわけで、iPhone 6s Plusの光学手ぶれ補正が効果を発揮し、スローシャッターによって高画質になってしまいました。明るい場面では効果が無いので、屋外では話が変わってくるでしょう。でも、やっぱり光学手ぶれ補正はあった方がいいですよね。
まあ、シャッタースピードが1/80secは無いと被写体ブレがひどく、せっかくの高画質が台無しになりそうですが、「せーの」って人物撮影するパターンも多いし問題は無いんでしょうか・・・? Xperia もそうですけど、高感度撮影で手ぶれ補正不要論は、まだまだ性能が足りてない気がします。
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