2年振りにグラフィクスカードを変更しました。
元は【Radeon HD7750 GDDR5-1GB】、補助電源の無いファンレス仕様の省エネモデルでしたが、今回はワンランクアップの【MSI GTX960 Gaming 2G】で、約26,000円でした。
Radeon HD7750のTDP55Wから、Geforce GTX960のTDP120Wへ2.2倍アップですが、パフォーマンスも2倍以上が期待できるでしょう。今回は特に消費電力に着目してみました。
2年振りにグラフィクスカードを変更しました。
元は【Radeon HD7750 GDDR5-1GB】、補助電源の無いファンレス仕様の省エネモデルでしたが、今回はワンランクアップの【MSI GTX960 Gaming 2G】で、約26,000円でした。
Radeon HD7750のTDP55Wから、Geforce GTX960のTDP120Wへ2.2倍アップですが、パフォーマンスも2倍以上が期待できるでしょう。今回は特に消費電力に着目してみました。
MSIは恒例の冷却機構、TwinFrozrがバージョン5となっています。今回は低温時にファンを停止するのが特徴でZeroFrozrと記載されています。上位のGTX980・GTX970でも採用されている冷却機構なので、ややオーバースペックとも言える代物です。
それにしても、GPU回りにはPCケースファンが付いていることが多く、私の場合もサイドファン12cmが2連発になっています。GPUのファンよりも強力なため、ほとんどにファン停止状態という状況になりそうです。
※OCCT最大負荷で実験したところ、約62℃でファンが回転スタートし、64℃に維持されました。今は冬なので室温20℃、暑い夏場だと70℃を越える可能性が高いですね・・・。。
古い3D Markのデータとして、Radeon HD5850(151W)、HD7750(55W)で【Sandy Core i7 2600K 4.4Ghz】の記録を引っ張り出して比較しました。
▼Ice Storm (DirectX9相当)
▼Cloud Gate (DirectX10相当)
▼Fire Strike (DirectX11相当)
3D Mark【Fire Strike】では、HD7750に対して3倍以上のスコアが出ています。このスコアはGeforce GTX 680相当と言えるものでしょう。以下DirectX9・10においては、軽すぎて力を出し切れていないようです。1400fpsといった数値が見受けられました。このローエンドと言えるメモリ帯域128bit幅カードでこれなので、ハイエンドGPUは軽いゲームでは無意味という事になりますね。
先述の通り、Radeon HD7750 vs Geforce GTX960。構成はいつもの通り。
■Core i7 4770K殻割り4.3Ghz
■Asrock Z87 Extreme3
■DDR3-1333 4GB x 4
■SSD x3 (OCZ ARC480GB, Plextor M5S 256GB, Crucial M4 128GB)
■HDD x1 (WD RED 3TB)
■silverstone SST-ST75F-G (750W, 80PULS GOLD)
■12cmFan x6
■Windows8.1 64bit
・・・でワットチェッカーです。
まずは最も気になっていたのが、起動したまま操作しない【アイドル時】ですね。
▼アイドル時
無負荷で多少のロスが見られます。ファンレス vs 10cmの2連ファンという事もあり、多少はしょうがないですね。起動中さえ過ぎれば大差なく良好になりました。Radeonはスリープ時にもう1段省エネになるのがウリなので、そこは勝てないのかもしれません。
次に、各種動作時の場合です。
▼各種動作時
誤差の範囲でしょうが、Radeonの方がh264動画支援が上手く働いているのかもしれません。しかし、全体的に良好でした。特にFF13 Lightning Returnsにおいて、30FPS縛り?の様な場合、HD7750同等以上に消費電力が抑えられていますね。
また、GeForceではWEB操作時やウィンドウ操作した時、クロックが一時MAX付近に上がるのが特徴だと思いました。お陰でWebブラウジングでガツンときています。
最後にOCCTです。
▼OCCT
後で失敗に気付いたのが、OCCT GPUのテスト。60fps設定ではGPU負荷100%になりません。GTX960では無制限時133fpsをマーク、その時233Wに達します。しかし、ある意味60fpsというのは実ゲーム時を反映するものなのかもしれません。FF13 Lightning Returnsで可変フレームレート、メーカー謳い文句の最大60fpsとなっているであろう時、消費電力が185Wになりました。
最後に、OCCT Power Supply【CPU・GPU・メモリ】をフルロードした時、約100Wの差。目安にしかならないTDPですが2.2倍、差75W以上に食ってしまい、実際の最大消費電力は2.5倍といったところでしょうか。
性能はHD7750に対して最大3倍だったので、非常に優れたワットパフォーマンスです。
Steamでちょこちょことゲームを買い出して、性能アップしたくなりました。プロセス刷新も迫り、グラフィクスカードも買い時が難しいものです。まあ、近年の半導体の性能アップが鈍化を見ると、後悔しないだろう・・・と(^_^;)
使って見た感触としてはフルHD(1920x1080)においては中々の粘りを見せるものの、ウチの場合はWQHD(2560x1440)でした。最新ゲームで画質を上げると60fpsの維持ができなくなる感じですね。まあ、ゲーミングPC入門という事で、諦めましょう!
最近流行のマインクラフトなんかでもグラフィクスカード需要を引き起こしているんでしょう。GTX970は約40,000円というワンランク上のクラスで、25,000円付近のGTX960が無難な選択だったという事です。
本命だったGTX950が20,000円前後の価格で性能に見合っておらず、15,000円くらいだったらそっちを買っていましたけどね(^_^;)
コメントする