色々試し撮りしてみた所、24-70mmというのはそこそこ使いやすい焦点距離で、手ブレ補正が無くても日中の手持ち撮影に問題はありません。手ブレ防止には1/(焦点距離)の速度が必要とされ、最大望遠70mmで1/70なので、被写体ブレ防止のためにもっと速く切る場合が多いです。さらに私が使用しているEOS 6Dでは、ISO6400~12800が常用でき、従来より速度に2~3段余裕がありますからね。それにしても、最大のボケ味を得るために70mm F2.8で撮影する事も多いので、70-200mm F2.8Lがとても人気のあるレンズであることに納得です。
EF24-70mm F2.8L II USM使用感と、EF24-105mm F4L IS USMとの比較
70mm F2.8 クリックで50万画素
(800×533)のリサイズ写真
67mm F2.8 クリックで500万画素
(2736×1824)のリサイズ写真
F2.8という明るさで、絞り解放から実用的な高画質です。特に2枚目の雪だるまの写真は、単焦点レンズかとも思える程キレのある感じです。ただ、ぶっちゃけ【EF24-105mm F4L IS USM】でも不自由しないだろうなーという感覚はあります。F4での画質差は等倍で比べなきゃ解らず、むしろ手ブレ補正は撮影の幅を広げること間違いなし。
次に外観など、このII型は金属からプラスチック部分を増やして軽量化した分、安っぽいですね。EF24-70mm F4L IS USMやEF24-105mm F4L IS USMとの外観の大きな差も感じないし、ぱっと見でこのレンズを特定するのは難しいかもしれません。その点で満足な所有感が得られるものではないでしょう。安っぽいと言っても、EOS 6Dですとカメラよりもレンズの方が重い状態になります。非Lレンズとは違って重量級なので、お手軽ではない事に注意が必要です。
▼左がEF24-70F2.8L II USM, 右がEF24-105F4L IS USM
▼70mmの方がわずかに長い
(105mmの方がフードが大きいので長く見えます)
画質を妥協できるのかどうか、という事もこのレンズを選ぶ要因となると思います。ズームレンズなのに、並単と言われる暗め(F2~F2.8といった)の単焦点レンズに張り合える画質という事です。だけど、風景撮りやモノ、集合写真撮りなどは、F5.6~F11に絞って使う事が多く、絞れば安いレンズとの差が減ります。それを言ったら単焦点レンズの明るさも無駄なワケで。
『F4からしか使えないレンズというのは、自由度が低い・・・。動画・静物取りに手ブレ補正は有効・・・。』
ジレンマです・・・が、私はF4という暗さに納得できませんでした。また、オートフォーカスも【EF24-105mm F4L IS USM】と比べて、明らかに高速なので気分が良いです(^_^)
タムロンの標準ズームレンズの様に、F2.8で手ブレ補正を付いて同じ重さ、価格据え置きだったら最高でしたね。
関連項目:2013年1月23日 カメラ一新、EOS 6D高級レンズキット!
関連項目:2013年4月12日 EF24-70mm F2.8L II USM使用感 Part 2
コメントする