今更GALAXY Tab S 8.4 Wi-Fiモデル

　中古でGALAXY Tab S 8.4 Wi-Fiモデル（SM-T700）を買ってきました。

　古いながらも2016年6月現在も現行品です。2014年7月という発売当時はハイエンドに分類されるタブレットであり、画面解像度が2560x1600という緻密な有機ELディスプレイと、独自開発の8コアのCPUが特徴的です。

スペックと外装

　まずは大まかなスペックから。

【OS】Android 4.4.2
【CPU】Samsung Exynos 5420(28nm, 1.9GHz x4 + 1.3GHz x4)
【GPU】Mali-T628
【RAM】3GB
【ROM】16GB
【ディスプレイ】Super AMOLED 約8.4インチ(2560x1600)
【カメラ】8MP(背面 CMOS) LED フラッシュ付き 2.1MP(前面 CMOS)
【外部端子】microSD(Max 128GB), microUSB, 3.5mmオーディオ
【バッテリー】4900mAh
【重量】294g
【その他の機能】指紋認証、視線認識

　OSが古くてアップデートされていない点は気になりますが、Xperia Zシリーズなどのタブレットを圧倒する為の端末だと感じました。CPUはwifiモデルのみ、自社開発の8コアになります。

▼左：Asus MeMO Pad 8
右：Samsung Galaxy tab S 8.4

　比較としたASUS MeMO Pad 8と同サイズですが、薄くて軽いです。本体エッジの鋭さ、ホームボタンの装飾、背面の作り込みなど、高級感の違いが一目瞭然です。これはMeMO Padが安っぽすぎるのが問題なのですが・・・

Exynos 5420

　気になる性能、8コアの先駆けと言えるのではないでしょうか？

　色々とやってみましたが、ぶっちゃけ処理能力はそれほど高くないと思います。理由は、発熱によるスローダウンなのではないかと思うのです。瞬発的にはメインで使用しているNexus 6Pに匹敵します。ところが、すぐにカクついたりするのです。画面解像度が高く、負荷が高いのも影響するでしょうが、特に最新ゲームをすると滑らかなんだけど、頻繁にフレームレートが落ち込みます。また、ブラウジングでも滑らかな動作の中に、ページ読み込み処理でスクロールが引っかかる時があります。

　20nmプロセスのSnapdragon 810と違い、28nmだと厳しいのかもしれませんね・・・。

画面は美しい

　Nexus 6Pと同様、AMOLEDの広帯域と謳う発色は、不自然に鮮やかです（笑）iPhone 6s Plusの画面を見ると色が薄くて悲しくなるくらいです。

▼iPhone 6s Plus vs Galaxy tab S 8.4

　写真を撮って比較すると、大差無いように見えてしまいますね。

バッテリーの減りが激しい

　負荷をかけるとあっという間にバッテリーが減ります。これはまさに劇的で欠点だと思います。

　次の内訳としては【youtube】1時間 + 1時間、【WEBブラウジング】1時間、【3Dゲーム】1時間です。タブレットならではの複数ユーザーによる使用では1日4時間使用するのは不自然ではないでしょう。

▼昼に満充電してから夜までに使い切る

　iPhone 6s Plusはあまり使用せず待ち受け3日はイケそうなところ、長時間ゲームをすると1日持たないのですが、Galaxy Tabの方はその半分以下という感覚です。

　で、バッテリーの消費項目を見ると、【画面】67% という表示。これは、まず暗めにして使うしかないですね。

　※近いうち、試しにバッテリー自前交換の予定です。

まとめ

　ちょっと残念な結果になりましたね。

　ASUS MeMO Pad 8は、メモリー1GBという足枷が効きすぎて、耐えられない程に遅い端末なので、どう足掻いてもGalaxy Tab S 8.4の方が快適です。バッテリーの消費を除いては・・・

　まあ、wifi端末なので4時間連続稼働ができるなら大きな問題にはなりません。というのも、主として我が家の車載ビデオ再生機であり、それ以上の連続使用はないんです。恐らく、wifi不使用時にはバッテリ駆動時間が延びると思われるので、もう少し検証をしたいと思います。

　それにしても2014年の端末だというのに、今流行の指紋認証から、高感度タッチ化の手袋モード、視線認識などの最先端機能満載に驚かされました。今後の新しい端末に期待したいところです。

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