キヤノンの新型ミラーレス、EOS M3を買う Part2

  • 投稿日:
  • by
  • Category:

EOS M3 Part1に続いて、次は操作や高感度に関するレビューです。

eosm3_25.jpg

 従来機より操作性が良くなった事がウリなのですが、果たして使いやすいのか・・・?

操作とカスタマイズについて

 ボタンがいっぱいですね。書き切れなかったので記載しませんでしたが、下の丸い部分はダイヤルになっていて、例えば【ISOを押してから回して決める】、【MF時に絞りなどを変える】という様に使います。

eosm3_21.jpg

 これ以外の内容は下部ダイヤルの中央にある【Q/set】ボタンを押して、設定を変えることになります。具体的には【連写モード】、【AF追従モード】、【ホワイトバランス】、【記録画質】、【動画画質】、【ピクチャースタイル】などです。

 中でも、【AF追従モード】、【連写モード】はさっと切替できないと、シャッターチャンスを逃すこともあります。そこでカスタマイズとして上部のカスタム専用ボタン【M-fn】と下部の【削除ボタン】に割り当てられます。

速くなったらしいオートフォーカス

 標準ズームの【EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM】では非常に高速で、動画中のオートフォーカスも中々使えるレベルと言えます。しかし、【EF-M22mm F2 STM】は遅いです。

 また、AFポイントのモードは2つの【自動】、【1点AF】しかありません。静物には画面タッチAFは便利ですが、いちいち選択してられないというときもあって、状況によって考えないといけないですね。

▼ポップアップストロボがカワイイ
eosm3_20.jpg

 残念ながら旧機種を持っていないのでEOS 6Dと比べると、色々と劣っていると思います。ところが、EOS 6Dではできなかった動画撮影中のオートフォーカス追従のお陰で、EOSムービーが実用的です。

 あとは、暗所では補助光が出まくって、照らしてAFを合わせるという合理的な挙動ですね(笑)内蔵ストロボは手動スイッチで出さないと動作しないので、勝手に出てこないのが逆に嬉しいです。

最新APS-C機の画質は如何に
【Part2 高感度】

 前回の記事に引き続いて、高感度までのテストです。やはり新型センサー2400万画素、ISO12800の実力が気になります。手振れしずらいシャッタースピードを確保しつつ、少し絞って撮影するという、ブログやオークションに出品する写真を想定して撮影してみました。※すべてカメラ出力JPEG、AWB、デフォルト設定です。

▼EOS M3 + EF-M18-55 F3.5-5.6 IS STM
(42mm, 1/80, F6.3, ISO12800)
eosm3_21vsm3.jpg
▼EOS 6D + EF24-70 F2.8L II USM
(70mm, 1/80, F6.3, ISO12800)
eosm3_21vs6d.jpg
▼EOS 6D 等倍にてピント位置比較
eosm3_21vs.jpg
▼EOS M3 + EF-M22 F2 STM
(22mm, 1/40, F4, ISO6400)
eosm3_22vsm3.jpg
▼EOS 6D + EF40 F2.8 STM
(40mm, 1/40, F4, ISO6400)
eosm3_22vs6d.jpg
▼EOS 6D 等倍にてピント位置比較
eosm3_22vs.jpg
▼EOS M3 + EF-M18-55 F3.5-5.6 IS STM
(53mm, 1/13, F7.1, ISO6400)
eosm3_23vsm3.jpg
▼EOS 6D + EF100 F2.8L Macro IS USM
(100mm, 1/13, F7.1, ISO6400
eosm3_23vs6d.jpg
▼EOS 6D 等倍にてピント位置比較
eosm3_23vs.jpg

 DIGIC6のノイズ処理能力がスゴイのか?

 1段分くらいの差でしょうか・・・かつてはAPS-Cとフルサイズには、2段分くらいの差があった気がしましたが、大差ないですね。

まとめ

 操作性について、一眼レフカメラよりも操作がワンテンポ遅れるのを割り切り必要があるかもしれません。ボタンが密集しているので間違ったり、押すのに手間取ったりします。グリップ感も握るというよりつまむという具合で、常に左手を添えないと安定しません。バッテリーグリップでもあれば、あっという間に無くなってしまう電池も解決するし、小指までかかってガッチリホールドできるんでしょうけどね。

 しかしまあ・・・サブ機として考えると悪くない!!

 肝心の画質がDigic6の画像処理のお陰もあって、Jpeg撮って出しで綺麗なんですよね~。JpegだけならWIFI転送も活用して手軽な高画質を追求するのもアリでしょう。(RAWだと大きすぎてWIFIはやってられませんね。)いざって時にはメイン機を持ち出すとして、外観がちょっと大きめなデジカメという感じなので、人前に気兼ねなく出しやすいのも良いです。

 なお、マウントアダプターに関しては希に使う時もあるのかもなあ・・・というくらいにしか考えていないので、後日別記事として検証する予定です。ストロボについては難しい問題なので、割愛するかもしれません。

関連記事:2015年3月28日 キヤノンの新型ミラーレス、EOS M3を買う Part1(EVF、チルト液晶、低感度画質について)
関連記事:2015年4月16日 EOS M3でマウントアダプターを使う、EF-EOS M


トラックバック(0)


コメント(2)

匿名 返信

書き込みテストです。

Nama's 返信

書き込みテスト2!!!

コメントする