2015年3月26日発売のキヤノンEOS M3ですが、EOS 6Dのサブ機として購入し、早速撮影テストをしてきたので、あくまでサブ機としてのEOS M3についてレビュー的に書いていこうと思います。
ただし、北海道は4月だというのにまだ雪が残っているので、写真撮影時の雰囲気はまさに冬です(^_^;)
2015年3月26日発売のキヤノンEOS M3ですが、EOS 6Dのサブ機として購入し、早速撮影テストをしてきたので、あくまでサブ機としてのEOS M3についてレビュー的に書いていこうと思います。
ただし、北海道は4月だというのにまだ雪が残っているので、写真撮影時の雰囲気はまさに冬です(^_^;)
そもそもサブ機とは
まず最初に、EOS M3は、ターゲットが【既存EOSユーザー】に向けられていることもあり、前から悩んでいました。
カメラを複数買うということ自体、無駄があるので理由が必要なんですよね・・・自分や家族を納得させる理由が・・・。マウントが違うのもあって、本体にレンズ・フィルム・プロテクタなど合わせて、下手をすると10万円以上かかってしまいます。本当に買う必要があるかどうか?
というわけで、一眼レフを持っていくのが面倒な時があって、それでも高画質な写真が撮りたい。APS-Cの画質なら我慢できるけど、APS-Cコンデジは使いたくない、スマホカメラで良いじゃんという話は無しにしたいなど、非常に絶妙な話です。
結果、【登山やちょっとした旅先で2.5キログラムのカメラはツライから】というのが良い理由にできそうですが、もちろん、スマホやコンデジは嫌なんだという事を前提にしなければなりません。
実際は、新しいミラーレスEOSが欲しい。ということになります。
EOS初EVF
今回はホットシュー部奥にが専用端子が用意されていて、専用EVFを取付られるようになっています。そして、初回EVFセット売りをしているので、多くの人がEVFセット買いをすることになるでしょう。
EVFのメリットは背面液晶が見えない状況でもハッキリ見えることにあると思います。あとは写真撮影時の安定感など、覗くという一眼レフユーザーならではの撮影スタイルが可能です。液晶画面をより明るくすれば見えてくるかもしれませんが、次の写真では曇りの日中にもかかわらず、ほとんど見えませんね。
▼回りが明るくて背面液晶がほとんど見えない
(点灯しています)
このEVFは90度上に向けられるので、地面スレスレからのローアングルなどでも覗くことができます。花などを下から撮るときは使えそうですね。
しかし、スペックを見るとXGA(1024×768)・画素数約236万画素と謳われるのはRGB表記であり、実際は約79万ドットです。比較として、EOS 6Dの光学ファインダーを覗いたときの広さとクリア感には到底敵いません。EVFは照明で明るくしているのが感じられるので不自然というのもあるし、AFがピピっと合焦したした瞬間にカクつくのがストレスに繋がるんでしょう。あとは目を近づけると自動的に切り替わる速度の遅さが気になります。
常用するにはイラッとするので、付けっぱなしにするかどうか悩ましいところです。
EOS初チルト液晶
上下に傾けられるチルト液晶は便利で多用することになります。ローアングルなら画面を上に傾けて、上から撮るなら画面を下に傾ける。
カメラを落としたら確実に壊れそうですね(^_^;)
しかし、チルト可能だからこそ、つい気軽に見やすい角度にしてしまいます。通常の撮影時も上からカメラを見るスタイル・・・ちょうど上記写真のように45度傾けた状態が好きです。
液晶画面にはフィルム
傷がついたら悲しくなるので貼った方がいいですね。各社から出ているので買いました。これについてはメーカーの好みが分かれるところでしょうか。
最新APS-C機の画質は如何に
【Part1 低感度】
EOS 6D VS EOS M3という比較を行います。
センサーサイズが違うので、焦点距離に対する画角や絞りに対する被写界深度が異なります。焦点距離を合わせてもあまり得が無いので、画角を合わせました。また、絞りを変えると光量が変わるので、ボケ量に関してもしょうがないから厳密な比較もしません。
※大きな差は出ないようにはしましたが、露出制御のせいで多少の違いがあります。カメラ内現像(レンズ補正含む)Jpegで、ホワイトバランスを全てオートです。
▼EOS M3 + EF-M18-55 F3.5-5.6 IS STM
(41mm, 1/800, F5.6, ISO100)
ピクチャースタイル:風景
▼EOS 6D + EF24-70 F2.8L II USM
(70mm, 1/800, F5.6, ISO100)
ピクチャースタイル:風景
▼EOS 6D等倍に合わせて比較
▼EOS M3 + EF-M18-55 F3.5-5.6 IS STM
(18mm, 1/640, F8, ISO100)
ピクチャースタイル:オート
▼EOS 6D + EF24-70 F2.8L II USM
(28mm, 1/640, F8, ISO100)
ピクチャースタイル:オート
▼EOS 6D等倍に合わせて比較
▼EOS M3 + EF-M22 F2 STM
(22mm, 1/1600, F5.6, ISO100)
ピクチャースタイル:スタンダード
▼EOS 6D + EF40 F2.8 STM
(40mm, 1/1600, F5.6, ISO100)
ピクチャースタイル:スタンダード
EOS 6D等倍に合わせて比較
結果
やはりAWBの挙動に違いがあるのか、色が大分違います。今後ファームウェアアップデートで変更もあるんじゃないかと思える程です。それにしても、センサーの高画素化と、被写界深度が深いこともあり、解像感の高い写真が撮れています。予想以上の高画質に驚きです。
なお、絞り解放でのレンズの性能差(解像度低下)が見られるのはしょうがないことですね・・・レンズの価格差が10倍はあります。マウントアダプターを使って同一のレンズで比較をすればもっとわかりやすいかもしれませんが、EF-Mレンズを使う前提でどの程度の差があるのかを知っておきたかったので良しとします。
次回、Part2でストロボ、操作、カスタマイズ、家の中を想定した高感度撮影について続けます。
関連記事:2015年3月30日 キヤノンの新型ミラーレス、EOS M3を買う Part2(操作性、高感度ノイズ、総評など)
関連記事:2015年4月16日 EOS M3でマウントアダプターを使う、EF-EOS M
3383jiji 返信
初めまして、
3383jijiと言います。
今回、初めてそちらのブログ興味深く拝見しました。
M3もサブ機としてこの間購入しました。
もし、よろしければで良いのですが
私、エキサイトで拙いブログをやっております。
この間までD610でUPしていました。
問題は、画像がモヤモヤ感があり、はっきり、クッキリしてません。
スキンの設定やら、flicerからやると良いですとか
方法があるらしいのですが
解決しておりません。
私も、定年を過ぎた老人、理解が伴いません。
そちらは、自分で作成したブログのようですね。
こちらは、既成のブログなのでいろいろ制限があるようで。
ちなみに、拙いブログはsomothing.exblog.jpです。
何か良い方法がありましたたご教授願いたいと思います。
よろしくお願いします。
Nama's 返信
はじめまして、somothing.exblog.jpを観覧させていただきましたが、特に問題は無いよう感じました。サイズは900px × 606pxで200~400KBのようですね。画質劣化が気になるのであれば、エキサイトの仕様で自動Jpeg再生成でもされているんでしょうか。
対して、当ブログの6D vs M3の画像で見ると、サムネイル画像は長辺600px(40KB)という具合に節約し、極端に画質を悪くしています。ところが、画像がクリックしたときには800px × 1,200px(700KB)としていますので、綺麗に見えると思います。これは、Lightroomでリサイズ出力した綺麗なJpegを、そのまま表示しているということもあります。こうしたブログシステムの構築は知識が必要なので、難しい話です。
そのスキン編集とやらを見てみましたが、デザイン変更で表示される画像を大きくすることもできるんでしょうが、言われている様にFlickr、フォト蔵、Photohito等の外部写真共有サービスにアップロードした画像を自分のブログに貼る方法もあるでしょう。Flickrはシャープネスに定評がありますからね。他社のレンタルブログを選択する道もあるでしょう。
3383jiji 返信
おはようございます。
いろいろありがとうございました。
私が、UPしている画像もさほどKBが小さくないようですね。
他のエキサイトでUPされている方のをみていると
綺麗に見えてしまいます。
もうちょっと、勉強して頑張ってみたいと思います。
いろいろありがとうございました。
また。お邪魔したいと思います。
3383jiji