最初に、iPod touchの存在価値についておさらいしましょう！

　iPod Touchは、iPhoneから【電話・モバイルネットワーク通信機能】が省かれた様な端末です。

　対してiPadにはモバイルネットワーク機能付きのモデルがあって、契約すれば単体ネット接続ができますが、iPod TouchはWIFIネット接続が必須です。

　元々は音楽プレーヤーでしたが、過剰な性能なのでiOSとその多種多様なアプリ・ゲームに使うのが一般的です。iPhoneだと端末価格が高く、月々の契約量もあって単なるゲーム機として買うのには無理があるという事ですね。

　例えば、Y!mobileの月額2,980円や3,980円の端末を持って、WifiデザリングでiPodをネット接続するといった、私の様なモノ好きな人もいます。

　iPod Touch 5に3つの不満がありました。

【1】　最新iOSでは性能不足で、色々と動作が遅い
【2】　元々少ないバッテリ容量、2年以上使うとヘタりが見られる
【3】　今となってはカメラの性能が低い

　CPUはA8、iPhone6と同等クラスになったお陰で、何の引っかかりもなくなりました。バッテリの1030mAh→1043mAhは微妙ですが、悪くはありません。そして、カメラの5MPixcel F2.4→8MPixcel F2.4というアップグレードは、iPhone6とはちょっと違うものの改良された様です。実際、写真を撮り比べると、少しノイズが減ったのがわかりました。

▼第6世代（左）、第5世代（右）
▼ほとんど同じ

　外装の違いとしては、ストラップのiPod touch Loopが廃止されているところでしょう。私のもすぐにちぎれたので、不評だったのかもしれませんね。

　突然の発売に各種専用アクセサリが売られていません。そこで、旧作の第5世代のものを購入しました。

▼ガラスフィルム
▼丸穴はご愛嬌ということで

　外観は古いからなのか、スピーカー部の色がちょっとだけ違う気がします。音質などは大差無く、最新の音への期待は裏切られました。元々音質にかなりのクセがあって、好みが分かれるところです。それにしても、遮音性が無いので、地下鉄などでは騒音に負けて話になりませんでした。

　iPod touch 5を買った時、AndoroidはVer.2.3の時代・・・低性能、低品質なデバイスで溢れていた頃です。あの時は完成度の高いiOS端末が使える事の意味が大きかった気がします。それがAndroid Ver.5にまでなり、端末自体の完成度も格段に進歩し、Androidでも十分な満足度が得られるようになりました。

　それでも、iPod touch 5を愛用している人にとって、買い替える価値はあると思います。

　互換性の無い各社のOSと、それらの購入情報やライセンスに縛られる今日この頃です。パソコンの様に、OSを問わずにアプリのライセンスが共用できればいいんですけどねえ・・・。

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