BUNBACKUPを使った自動バックアップ

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 パソコンのバックアップしてますか?

 ハードディスク、SSDはいつか突然壊れます。10年間壊れないHDDもあれば、3ヶ月で壊れる事もありました。SSDだって1年間使って認識しなくなった事もありました。

▼壊れた例(2009年7月8日)
wderror2015.jpg

 といわけで、今回は「BUNBACKUP」というフリーソフトを使ったバックアップの話です。

最初に

 バックアップは非常に面倒くさくて、コストがかかるのでしない人もいるでしょう。いざって時が来なければ結局無駄になります。まあ、いつ壊れても良いという安心のための保険です(^o^)

 ※ちなみに、これではWindowsのシステムまるごとバックアップはできません。システムが壊れても買い替えや修理できますが、写真等は復旧できないのでバックアップしましょう。


 まず最初に、バックアップ先のメディアを用意することになります。


【1】 DVDディスク(R、RW、R DLなど)
4.7GB、8.5GB

【2】 BDディスク(R、RE、R DL、XLなど)
25GB、50GB、100GB

【3】 HDD, SSD(内蔵・外付USB・ネットワークドライブなど)
500GB~6TBなど


 以上から私が選ぶのは、HDDです。

 DVD、BDは結局高上がりで作業速度が遅く、管理・メンテナンスが面倒です。SSDは高価ですが、費用を惜しまず用意できる人ならば選択するのもありですね(^_^;) HDDも2~3年毎に買い替えてやればより安心です。

BunBackup導入

 窓の杜特設サイトからダウンロードできるようです。検索してもすぐ手に入ります。インストーラー形式でも、解凍形式のでも良いのでセットアップをします。(解凍形式の場合は手動設置するだけ)

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 この手のファイル操作ツールで問題になる事が多いのが【管理者権限】だと思います。Windows XP SP3以降、ユーザーアカウント制御 (UAC)の働きでソフトウェアに権限を与えないと、コンピュータのデータに変更を加える事ができない場合があります。ちょっとつまずいたら、右クリックで【管理者として実行する】というのを試しましょう。

初期設定

 最初にする設定を紹介します。BunBackupは少々変わった作りをしていて、ほとんどの追加機能が非表示に設定されているので、使いたい機能を表示する必要があります。表示メニューの【機能表示設定】で行います。

bunbackup_01.jpg

 お勧めとしては、『自動バックアップ』、『ログ』、『ミラーリング』の3つです。

 自動は今回の主題なので当然として、ミラーリングではファイルの削除や移動も反映されます。バックアップなのに削除もされるという点に注意が必要ですが、あとでファイル整理を頻繁にするような人には必要でしょう。たまにはログを見て正常に動いたか確認します。

バックアップ設定

 基本的には簡単、追加を押してバックアップ元とバックアップ先を指定するだけです。

 次の例では、Fドライブを丸ごと、ローカルネットワークの共有フォルダに指定しています。私の場合はバックアップ担当のファイルサーバー的なパソコンに指定しています。通常はバックアップ用に用意した別のHDDにすれば良いでしょう。

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 複数のバックアップ対象があるので、2つ目のドライブに対してフォルダを変えて設定しています。例えばCドライブのマイドキュメントや受信メールのフォルダをピンポイントでバックアップするのも有効でしょう。

 次に【詳細】を押して、バックアップ動作の仕様を決めます。最初にバックアップ方法で、デフォルトだと『新しいファイル・異なるサイズ・新しい時間』というチェックになっていて、それでも問題ないでしょう。

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 ミラーリングで、自動で削除されたファイルをゴミ箱に入れることもできるようです。

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 ちょっと難解なのがログイン。今回のようにネットワーク先のパスワードなどが必要な場合設定するはずが、Windowsのログイン自動機能と干渉するためか、オフにしないと「アクセスできませんでした」状態になりました。

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 あとは世代管理はややこしくなるので割愛しますが私は使いません。その他、高速ファイルチェックという一見使わずにはいられない機能も、キャッシュの更新しないとミラーリングがうまくいかなくなるという、無駄な行程が増えるので使わなくなりました。

自動バックアップ

 ここまで設定が終われば手動でバックアップが可能ですが、先にここまでの設定を保存してください。

 次に自動化をするためにタスク設定をします。(スタートアップ設定だと管理者権限の問題がクリアし難いです)

 設定から環境設定を表示して、『自動バックアップ』を設定します。

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 間隔を決めたら、スタートアップ・タスク設定からタスクで登録します。間違って登録したら削除することもできます。

 Windows8でのスタートアップ登録だと、【C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup】にBunBackupのショートカットが作られます。

 また、タスク登録もコントロールパネルにある【タスクスケジューラ】と検索すれば編集・削除することができます。

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 BunBackupというタスクが作られていて、ダブルクリックするなどしてプロパティを出せば編集可能です。

 【全般】として、最上位の特権が必要かもしれません。また、【トリガー】が自動バックアップの発動条件で、【操作】がBunBackupのインストール先と、起動オプションを示しています。起動オプションを編集すると、自動起動したBunBackupの挙動を変更することもできます。

  タスクの実行を押してテストをしましょう!ログを見ると結果がわかります。

最後に

 それにしても、タスクスケジューラーは玄人向けで、初心者に理解は難しそうですね。

 こうして説明を書いていると、パソコン・Windowsに詳しくないと難しい作業だなあと思いました。例えばスマホでの自動バックアップ機能は、チェック1つで写真やメールをクラウドバックアップされるようなものばかりですからね・・・。

 初心者向けのもっと簡単なバックアップソフトもあるので、選択肢は様々です。しかし、こうして自分できめ細かく決められるというのもいいんじゃないでしょうかねえ・・・



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