NEX-5R お手軽な使い方を考える

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 夏に衝動買いした【NEX-5R】についてです。撮影モードが多種多様で解りづらく、全自動にも【プログラムオート(Pモード)・おまかせオート、プレミアムおまかせオート】という3種類がある始末です。

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 今回は、いちいち細かい設定はせずに、綺麗に取りたいという場合について考えてみました。なお、ここでは35mmのレンズを装着した上での話になります。例えば超望遠レンズを使うと、速いシャッタースピードが要求されるので、カメラの挙動も変わるはずです。


面倒なら、【プレミアムおまかせオート】

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 失敗写真の多くはピンぼけと、被写体ブレです。【プレミアムおまかせオート】だと、標準域でのシャッタースピードを1/160基準に設定してくれるので、【おまかせオート】よりもブレずに撮れます。オートフォーカスの使い分けも自動で、各種シーンを認識してサポートしてくれる他、逆光HDR補正まで行うようです。

 ブレ対策専門だと1/250を基準とする、【シーンセレクションの人物ブレ軽減】の方が強力ですが、ISO6400まで上がってしまい画質が落ちるデメリットが目立ちます。晴れた屋外などの明るいところでは良いですが・・・。


激しい動きは【シーンセレクションのスポーツ】

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 シャッタースピードを最優先されて、強制的に連写モードとAF-C(追従オートフォーカス)が有効になります。ただし、室内撮影など暗いとうまくいかず、F値の小さい、高価で明るいレンズじゃないとシャッタースピードが速くなりません。


画質を優先なら、他モードでISOを抑える

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 美しい風景や、じっくり物撮りといった、作品性を求めると画質が気になります。ISO感度を下げると画質が上がり、F値を少し大きく(絞る)するとピントの合う面が広くなって、キレが増す傾向にあります。

 よく分からない場合は【おまかせオート】を使うと良いでしょう。これだとシャッタースピードが最優先されず、良い結果が得られそうです。また、P・S・A・MモードだとISO感度を自由に設定できるのですが、【Pモード】もほぼ全自動なので便利ではあります。違いはオートフォーカスの仕方を変えたり、ホワイトバランスを弄ったりできるという事です。


 以上、各撮影モードのオススメでした。

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 自動設定は使いこなせていない感じがして嫌だという人も多そうです。ボケ具合のコントロールに【Aモード】、スローシャッターと高速シャッターの使い分けに【Sモード】と、全マニュアルの【Mモード】と・・・私は絞り優先で使いたがるのですが、被写体ブレが発生しまくりで、やはりマニュアルでISO感度も固定して撮るしかないんだなと痛感させられます。

 標準ズームレンズでは気にならなかった絞りについて、単焦点レンズだと自由度の高いが故に考えさせられるものです。


ストロボ(フラッシュ)を使うという事について

 NEX-5Rには上部にストロボが取り付け可能なので、使用すると明るく撮影ができてブレづらくなります。ただし、強い光が好ましくない状況がある事、影が消えて見たままの写真にならなず不自然になる事、反射して白くなってしまう状況がある事を考慮しなければなりません。これは基本的な話なので、このカメラに限った事ではありませんが、高感度に強いカメラでは無くても綺麗に撮れる場面が多いので、使わない人も多そうです。

▼フラッシュ無し
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▼フラッシュ有り(影が消えて、光る部分がある)
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▼フラッシュを遮ってバウンスさせた場合(自然にやや明るくなる)
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 なお、NEX-5Rに標準で付いているストロボ(フラッシュ)【HVL-F7S】では角度調整ができず、光をバウンスさせる(直接当てない)機能はありません。そもそも、そうしたこだわった使い方もできますが、深く考えないで使い分けて良い写真だけを残すというのも1つの方法です。

▼物理的に切替も可能
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▼意図的に手ブレさせて撮影
(ブレづらい事の実証)
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 フラッシュ撮影技法は奥が深いのですが、1つだけ覚えておきたいのはスローシンクロという設定です。暗い風景と人を撮影するときはシャッタースピードを落として明るくしつつ、フラッシュを使って人物も捉えるというものです。これも、プレミアムおかませオートか、おまかせオートであれば自動的に判断して実行してくれます。便利ですね・・・。

 好きな人は【HVL-F20S】という、ワンランク上の別売ストロボも付けられて、上にバウンスできるので撮影方法の幅が広がります。それに、【HVL-F7S】は小さいため、長いレンズに遮られて影ができてしまうのです。


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