Ableton Live 9 Liteってどうなの?

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 久しぶりに音楽関係のネタ進行中です。というのも、ここ3ヶ月の間は音楽作業が多く、ブログ更新も停滞気味(^_^;)

 【Ableton Live 9 Lite】はオーディオインターフェースに付属された、Liveシリーズの入門DAWソフトです。つまり、オマケ的・・・体験版的とも思える機能制限があります。この度、RolandがDAWソフトのSonarから手を引いたことにより、同社のオーディオインターフェースにはLive 9 Liteが付属することになったようで、今後Liveが流行る可能性が・・・!

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 というわけで、早速触れていきたいと思います。

 

相変わらず独特デザインのインターフェース

 Liveと言えば、Windowsのデザインとはかけ離れたインターフェースが特徴で、SDIとは言えないけれど、子ウインドウがありません。各機能は上下左右に枠が展開・収縮できると言えばいいのだろうか・・・?ともかく、左にはエフェクタ・音源などが並んだ【ブラウザ】があって、ここから各トラックに引っ張ってきて使います。下には詳細ビューとして、【クリップビュー】もしくはエフェクタや音源を表示する【デバイスビュー】が表示されます。切替式でどちらかしか表示出来ません。

▼アレンジメントビュー
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 アレンジメントビューは各トラックのオーディオ・MIDIクリップを配置・再生するという、一般的なDAWの見た目です。

▼セッションビュー
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 そして、セッションビューはミキサー画面とも思える上部にはカラフルなクリップが並んでいます。MIDIクリップをも組み合わせて曲作りができるイメージで、クリックで再生されるクリップが切り替わるのですが、アレンジメントビューに貼り付けていくような事ができるんでしょうか。

 

独自の専用音源・エフェクタを使うのが基本

 多くのDAWではVSTという規格に基づいた音源VSTiや、VSTエフェクタを組み合わせるのですが、Liveではインターフェイスに結合させるためか、専用のものが入っています。もちろんVSTiなどをここに割り込ませる事も可能です。

 

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 ぱっと使ってみて良いと思ったのは、【Audio Effect Rack】。エフェクタのプリセットみたいなもので、色々な種類が用意されています。例えば上の使用例ではEQ+コンプレッサセットをまず置いて、右にコーラスを付けていますね。

 

オーディオWARP

 今や当たり前の機能なんでしょうが、Liveではオーディオデータを読み込むと、すぐにオーディオを解析してトランジェントマークが付きます。初心者の場合、テンポの概念をキッチリしておかないと、ずれてよくわからないという話にもなりそうです。オーディオのテンポと、プロジェクトのテンポが違うと勝手に合わせようとしますからね。

 トランジェントマークをダブルクリックし、ワープマーカーを設置、オーディオストレッチして位置合わせという、簡単にアクセスできるのが印象的です。

 

トラック数8という制限が厳しい

 ちょっとしたMIX、録音などにおいてはトラック数8でもなんとかなりそうですが、ドラムのパラアウトを受けるだけで限界を超えることになります。最低でも16トラックは無いと話にならないとは思うんですが、そこは有料アップグレード不可・新規購入で【Live9 Intro】を買うと・・・価格は8800円と中々微妙な価格で悩ましいですね。

 かつての付属DAW【SONAR X3 LE】はトラック数に余裕があったのに、エフェクタがしょぼすぎて使う気になれませんでした。対してこちらはトラック数さえ沢山あれば、かなり使える付属DAWなのになぁと残念にも思います。



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