C-PLフィルタで楽しむ風景撮影

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 一眼レフをはじめた頃、もともと物・風景撮りがメインだったので、その道の友人に【PLフィルタがあればOK】という教えをもらって、愛用してきました。※私はよく【PLフィルタ】と言ってしまいますが、主流はサーキュラーPL、C-PL、円偏光フィルタといったタイプで、いくつかの呼び名があります。ここではC-PLフィルタと統一して書きます。

cpl00.jpg

 効果は偏光した反射光除去と、それによるコントラストアップです。

 実際はガラス・水面・空気中の水分が主な対象で、その他にも偏光を発生させる物体は多くあります。

 専門じゃないので詳しい原理は書きませんが、光が特定の物体で反射されたとき、光の粒の波が一定方向に偏る現象=偏光=polarizingが起こるので、それを除去するフィルタという事です。なぜ円(サーキュラー)偏光なのかは、一眼レフカメラ内のハーフミラーでAFユニットに対して反射させた偏光が除去されてしまい等・・・理由があります。そこでPLフィルタと言えば、C-PLフィルタが一般的に売られています。

▼フィルタが360度回転できて、偏光方向を決められる。
cpl01.jpg

 例えば青空をより濃くするときに使われますが、効果の出やすさに条件があります。ちなみに株式会社ケンコー・トキナー
の解説によると、反射物に対しては30°~40°の角度、青空では太陽に対して90°になるように撮影すると効果が高いようです。

 

空、構造物の反射除去

▼C-PLフィルタ効果無し領域
(28mm, 1/200sec, F11, ISO320)
cpl02.jpg
▼C-PLフィルタ効果最大領域
(28mm, 1/200sec, F11, ISO320)
cpl03.jpg

 

 上の札幌テレビ塔の参考例をみると、鉄骨の塗装面の反射が除去されて鮮やかになっていること、時計液晶表示が見えること、空が暗く、濃く見えることといった違いがハッキリと現れています。画面全体として考えると暗くなっているので、露出を固定していないオートの場合、カメラが勝手にシャッタースピードやISO感度を変えていたはずです。

 

液晶モニタの表示除去

▼モニタに対して、効果最低
cpl04.jpg
▼モニタに対して、効果最大
cpl05.jpg

 このように、液晶モニタは偏光した光を放っているので、C-PLフィルタの効果を確認するのが簡単です。

 

水面反射の除去

▼水面反射除去なし
(16mm, 1/250sec, F5.6, ISO100)
cpl06.jpg
▼水面反射除去あり
(16mm, 1/250sec, F5.6, ISO100)
cpl07.jpg

 最後の風景撮影では空の変化は少なく、川の白い光の反射に変化があります。水中の魚を撮影するときも大変有効ですね。魚と言えば水族館ですが、暗いところでは画質低下が顕著なのでオススメしません。極めて明るい(F1.4といった)レンズなら良いのかもしれませんが・・・。

 

問題点、注意点など

・装着しただけで、露出1段分くらい暗くなる。
・高価な上、レンズによってフィルタサイズが違うので、買い揃えるのが大変。
・着脱・清掃の手間が増える。
・コーティングに寿命があり、古くなると効果にムラが出るらしい。
・プロテクターフィルタなどと重ねて使うと、内部反射・ケラれの原因になる。
・強い効果によっては、肉眼で見えるのとは違った不自然な発色になる。
・レンズのフィルタ枠が回転するタイプのレンズでは、撮影が難しい。
・カメラ縦・横の持ち替えで、フィルタを回さずとも効果が変わるのでいちいち面倒くさい。

 暗くなるデメリットが一番の問題だと思うので、C-PLフィルタを使うかどうかはシチュエーション次第です。明るい風景撮影では、効きは自由に決められることから、プロテクタ代わりに付けっぱなしで良いというくらいに思っています。

 


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