安価な静音CPUクーラー

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 ここ最近、多くのパソコンを組んだのでパーツが余っています。しかし、古いので売っても二束三文ですし、使うのもちょっと気が引けます。処理性能が低いだけでなく、エコでもない上に経年で壊れる可能性があるのです。

▼SSD当たり前の風潮で、特にハードディスクが余りまくる
pcparts_01.jpg

 そんな中でもイケそうなパーツを組み合わせて、お手軽PCを作ってみました。

構成
OS Windows 7 Home Premium 32bit
CPU AMD Athlon II X2 245 (2.9Ghz, Dual Core, 65W)
FAN Siberian CC-Siberian-01
M/B Asrock M3A785GMH/128M (AM3)
RAM Nanya DDR3-1333 1GB x 2枚
SSD Super Talent SAM64GM25S (64GB, SATA2)
※中身はSamsung MMCRE64G5MXP-MVB
DVDR NEC ND-3520A ※P-ATA接続
Case 型式不明
PU ANTEC EarthWatts EA 380D Green

 最初にマザーとCPUですが、【Athlon II X4 620】(4コア2.6Ghz)、【Athlon II X2 245】(2コア2.9Ghz)のどちらを使うかで悩みました。今回は【Athlon II X2 245】に当ブログお馴染みAsrockの【M3A785GMH/128M】です。AMDならではのオンボードグラフィクス用サイドポートメモリDDR3-128MBメモリを搭載し、画質設定を最低すれば3Dゲームもギリギリ動くか・・・という性能ですね。

 pcparts_02.jpg

?そして主題のCPUクーラーなのですが、余っているのは大きなヒートシンクばかりで、ケースに収まらない(^_^;) AM3用のリテールは最近買ってないし、しかたなくヨドバシカメラで1500円くらいの【CC-Siberian-01】というのを買ってみました。

▼厚みのあるファンなので冷えそうな気がする
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▼i7 4770K リテールクーラーとの比較
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▼フルアルミっぽい手触りで、軽い。
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 結論から言うと、静音ですが大して冷えないクーラーであり、1500円という安さだけは素晴らしい。高温時にフル回転するとうるさいらしいので、低TDPのCPU向けだと思います。ちなみにいつものAS-05 銀グリスを使っているのですが、BIOS設定中の時点で40℃になっているので少し熱めという感触です。やはりアルミベースだと熱伝導率が低めなのかもしれませんね。なお、今回の構成では室温24℃でOCCTを回しても静音のままでした。

▼設置後
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 そこそこのエクスペリエンスインデックススコアで、785Gでのグラフィックス性能だけが特に低めです。しかし・・・SSDが旧式にもかかわらず、スコアが良いですね。

athlon245.png

▼【MMCRE64G5MXP-MVB】、AMDのAHCIドライバの影響もあるかもしれません
mmcre64g5mxp-mvb.png

 k10statで軽く電圧抑制をしたところ、OCCT(CPU)にて95W(56℃)だったところが、82W(50℃)まで下げられました。まだ下げられるでしょうが、ほどほどで良しとします。ちなみにアイドル時は42W(36℃)で、30Wくらいを期待していただけに残念です。

▼OCCTを回しながら電圧を全体0.1V程度下げてみました。
athlon245_vm2_42w-34c_82w-50c.png

 2009年7月頃に6980円で発売した【Athlon II X2 245】でしたが、もう4年経ったんですね。スペックが低すぎて期待していなかったのですが、十分使えます。ただし、最新3Dゲームやエンコード・動画制作など負荷の高い作業ではもたつくかもしれません。ただ、これはHaswell Pentiumなど、現代のローエンドCPUでも同じ事が言えます。


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コメント(1)

匿名 返信

CC-Siberian-01は冷えないですよ。
どう見てもフィンボリュームが少ないし、構造的にも熱がフィンに伝わりにくいですから。

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