Devil's Canyon Core i5-4690Kで試すカジュアルOC

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 遂に登場した、2つの改良版Haswellです。Haswell-Refreshとは違って新しい名前【Devil's Canyon】が与えられています。

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Core i7-4790K 4C8T 4.0Ghz (MAX 4.4Ghz)
Core i5-4690K 4C4T 3.5Ghz (MAX 3.9Ghz)

 i7の方は4790との差別化のためか、最高クロック・TBクロックを更新していますが、i5の方は倍率ロックが解除されただけです。しかし、Devil's Canyonのウリはサーマルグリスの改良とCPUのキャパシタ追加で、オーバークロックがしやすくなっているらしいので少し試してみました。

今回のPC構成

 MSIのマイクロATXマザーに、大型マイクロATXケースのDS Cube Window Blackにしてみました。これはマザーボード平置きタイプなので、大型CPUファンでマザーが曲がることもないようです。

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 そして、CPUクーラーに【Coolor Master Hyper 212 EVO】、これはツクモの店員さんから、定番だと聞いてはじめて使います。

OS Windows 8.1 64bit
CPU Intel Core i5-4690K (Devil's Canyon)
CPUファン Coolor Master Hyper 212 EVO
マザー MSI Z97M-G43
メモリ UMAX DDR3-1600 4GBx2
SSD CFD CSSD-S6T256NHG6Q
グラフィクスカード 無し
モニタ ASUS PB287Q (28インチ, 4K)
電源 Scythe 剛力Naked SPGRN-600 (80PLUS Bronze)
ケース DS Cube Window Black

 

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▼組立後
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 CPUクーラーを見ると胴パイプがコアにダイレクトタッチしているのが特徴です。以前使った、CPUクーラー14cmファンの【阿修羅】と比べて、全体的に一回り小さくて不安はあります。

 

さっそくカジュアルOC

 つまり簡単なOCということで、とりあえず倍率以外をオートのまま上げていくと、どうなんでしょうか?

 結論から言うと、4.2Ghzまであげたところで、Windows起動できなくなりました。これはマザーボードによっても特性が全く異なるでしょうから、一概には言えるものではありません。この時、Core VoltageはBIOSにて1.07V・・・かなり低い気がします。4Ghzだと余裕で動いたんですが・・・。

▼エラー落ちと電圧設定の繰り返しがはじまる・・・!
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 なお今回は、4コア全部を同じ倍率で上げていきます。また、【Adaptive Mode】というOC領域だけ昇圧するという電圧モードに設定しています。そして、Core Voltageを上げつつ、合わせてVcc inも上げていくことにしました。

 まずは4.2Ghzでの電圧を試したところ、Core Voltage 1.1VでOCCTも落ちない事がわかりました。

 続いて、目標と考えていた4.5Ghzです。Core Voltage 1.15VではOS起動失敗。1.2VでOS起動成功するも、Cinebench中にエラー落ちしました。そこで、1.85Vとモニタ表示されていたVcc inを、1.9V設定にした上、保険的にCore Voltage 1.21VとしたところでOCCTも落ちない状態にできました。

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ベンチマークと消費電力・温度

 毎度Cinebenchだけのスコア測定と、OCCTによる消費電力調査です。構成やCPUクーラーが違うので、参考用データが並んでいるという意味しかありません。

▼cinebench 11.529
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▼OCCT(CPU)で、温度と消費電力測定
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最後に

 今回なぜ【i5】だったのかというと、最上位のi7-4790Kは多くのレビューが上がっていて面白くないと思ったんですよね。ぶっちゃけ、殻割リキプロ4770Kを使っているので、あまり魅力を感じなかったという本音もあるのですが・・・。

 以上、割らなくても少し余裕が見られるようになった、Devil's Canyonでした。この感じだと4.6Ghzくらいでの空冷常用も可能かもしれません。


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