Let's Haswell 真のローエンド Celeron G1820 コスパは最高

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 昨年はIntelのCoreシリーズ第3世代の【Haswell】のローエンド、Pentium G3220を組み立ててなかなかの性能に感心したものでした。勢い余って【i7- 4770K】へ。結果、【i5-4570】、【i3-4130】をもって、ついにHaswellシリーズ全制覇かと思いきや、なんと新たに最下位CPUが追加登場したのです。

g1820_00.jpg

 「やはり出てきたか・・・Celeron・・・」

 ということで、Celeron G1820(2コア、2.7Ghz、TDP53W)を使ってみたレビューです。

 構成は次の通りです。

OS Windows 7 Home Premium 64bit
CPU Celeron G1820 (Haswell, 2cores, 2.7Ghz, 53W)
CPU FAN Cooler Master 風神スリム RR-GMM4-16PK-J1
M/B ASUS H81M-E
Memory CFD W3U1600HQ-2G (DDR3 PC3-12800 2GB 2枚組)
SSD Kingston SUV100S37A/120G
PU FSP RAIDER RA-650(ATX, 650W, 80Plus Silver)
DVDR DELL INSPIRON 546 の内蔵DVDRドライブ(SATA)
CASE DELL INSPIRON 546 の外装(^_^;)

▼ローエンドパーツ一式
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 今回はDELLのデスクトップPCの中身を、ほとんど総入れ替えするという一風変わったスタイルです。初めてのケースなのでCPUファンが収まりきらないのを恐れて、薄型のものを選びました。しかし、低発熱なCPUなのでリテールクーラーでも不具合無く、G3220自作PCの際には静音性にも問題がないことを確認できました。それでも別売CPUクーラーを使うということは、見た目を良くするくらいの意味しかなさそうですが、ファンレス化の狙いもあるのです。

▼外装はDELLのデスクトップPC!!
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 今回選んだ電源の容量【650W】というのも無駄ですが、ちょうど良いものが無く、一定の効率を保証する80Plus Silverでいて、安い電源にしました。6000円くらいなもんです。また、このCPUは対応メモリーがDDR-1333なので、DDR-1600対応メモリは無駄ですが、問題はありません。※実はそんな事も考えてもいなかったので、使ってみてわかりました(^_^;)

▼薄型CPUクーラーでシンプルにまとまった感がある
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各種ベンチマークなどの結果

 Windows7 エクスペリエンスインデックスを見ると、CPUスコア【6.8】ということで性能は【Pentium G3220】に近いようです。また、グラフィックスが5.6、ゲーム用グラフィックスが6.4となり、少々低いデータになりました。体感として気になったのは、Windowsアップデート中の高負荷時にカクツクことです。2スレッドCPUなので、CPU負荷100%になりやすいのは当たり前といった感じでしょうか。G3220でも同じ感想を持ちました。

▼Windows7 エクスペリエンスインデックス
g1820_exp.jpg

▼Cinebench 11.5
g1820_cinebench_r11.5.jpg

 注目したいのは温度と消費電力です。CPUクーラーを変えたこともあって低温、ローエンドならではの低消費電力は魅力的。負荷時にはG3220なんて目じゃない省エネ性能のようです。それでいてCore 2 Duo世代のハイエンド、E8500クラスを超える性能なので、古い自作PCの更新にも最適でしょう。128GBの最安SSDとWindows費用を入れた構成でも、約5万円で快適なパソコンができあがります。

 ちなみに、今回は24インチフルHDモニタ(17,000円)を付けて、計66,000円でした(^-^)

 ※こうしてみると、改めて650W電源は過剰と感じますが・・・高効率を謳う恩恵は大きいのかもしれませんね。なお、下記データのPCはすべて、最低でも80Plus Bronzeの電源を使っていますので差は5%以下でしょう。中でも最小構成なG3220とG1820だけは単純に比較できます。

▼cinebench 11.529のCPUスコア比較
g1820_cinescore.jpg

▼上位モデルとの温度と消費電力比較
(ワットチェッカーにてPC全体測定)
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▼負荷時
g1820_temp.jpg

 最後に、本当に久しぶりにASUSマザーボードを使いました。いつも同じメーカだと飽きてしまうので気分転換になります。特に思ったのは、UEFI画面が先進的でカッコイイので、ASUSのマザーボードの人気が高いのも納得できそうな気がしました。その他、ローエンドマザーボードだからなのか、どこのメーカーも内容は似たようなものです。(^_^;)・・・ASRockとGigabyteのは既に使ったので避けました。

▼UEFI BIOS画面
g1820_uefi.jpg

 なお今回は、自作PCのレクチャー記事的を兼ねて作業をしたので、後日そのような記事も書く予定です。

 

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