安くて高機能なオーディオインターフェイス、US-366を導入する!

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 ニコニコ動画(?)で色々と相談した結果、TASCAMのUS-366というオーディオインターフェイスを買いました。これは、DTMに最適で、簡単なレコーディングはもちろんのこと、ステレオMIX機能が搭載されているのです。

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 ステレオMIX機能は、音声配信で活躍すること間違い無しです。

 

外観と端子チェック

 前面に入力用として、XLR端子が2つ、標準ピンジャックが2つあります。真ん中はヘッドフォン出力です。

▼前面
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 背面にはデジタル入出力としてOpticalとCoaxが各2つあり、切替式のラインIN・OUTも付いています。

▼背面
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 上面はラインアウトのボリュームをメインに、入力1/2があります。MON MIXはPCからの音と入力音を調整することができるようです。また、ヘッドフォン用のボリュームが付いています。ラインアウトにはYamaha MSP5 Studioを接続し、それ用の大きなノブで音量調整することにしました。

▼上面ノブなど
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 下部に3つのスイッチがあり、デジタルの選択・ラインI/Oの選択、ステレオMIXモードへの切替になっています。ちなみに、その切替式のラインアウトにスピーカを接続したところ、スルー的なものだった様で、ボリュームコントロールができない出力でした。(背面の白・赤端子のこと)

▼下部
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なにができるのか?

 ASIOドライバーで動作し、DAWソフトで再生・録音器機として機能する・・・。ここでASIOドライバーの何たるかを説明するのは割愛します。とにかく、USB接続のオーディオデバイスはノイズの影響が少ないことが特徴で、高音質・低遅延です。今やこういうタイプが当たり前になってしまいましたか・・・。

 特徴としては1系統のエフェクタとリバーブをかけることができます。マイク入力に対して、ローカットのイコライザをかけたり、コンプレッサーをかけて聞きやすくすることもできそうです。

 ところが、問題は逆にできない事として、プラグインパワーマイクが使えないのです。

 これはステレオミニピンジャック式のSKYPEマイクなどで良くあるタイプのものです。マイクに電源を供給する仕組みのようですね。どう足掻いても使えないので、別途対応したマイクアンプを買うか、別ルート(パソコン直差し)でマイクを接続する必要があります。

 

専用ソフトとステレオMIX

 本体のボタンを押すと簡単に専用ソフトが表示される様で、マルチトラックモードでは入出力がずらっと並んでいます。これらは独立した入出力として利用可能です。

▼通常のマルチトラックモード
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 ところが、ステレオMIXモードになると、まとめられてPCにライン入力が登場することになります。ここに再生したPCの音も合わせて帰ってくるのです。マイクなどの外部音声もMIXされています。このライン入力を録音(配信)すればOKというワケですね。

▼ステレオMIXモード
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不満点とまとめ

 今時のオーディオインターフェイスが欲しかったというのが最大の購入理由でした。もともと使っていた、Roland UA-1G、ESI Juli@ PCIというのは、古い・入門用といったことで、不安定でもあったのです。

 しかし、ぱっと使って思った問題点はいくつもあります。

 ■周波数変換を内部でやってくれない →DAWで96Khz使用中、 その他での48Khzの音が再生・録音できない。
 ■プラグインパワーマイクが使えない →先述の通り
 ■エフェクタせめて2系統使いたい →イコライザとコンプ同時に使いたいよね。ノイズ除去も良いし・・・。

 まあ、いくつか解決方法があるので実践しているところです。

 それにしても15000円くらいという安価で高機能なUS-366、試しに買ってみるには悪くないと思います。特に付属ソフトウェアに【Ableton Live9 Lite】と【SONAR X3 LE】があり、ハッキリいってバンドルソフトとしては十分過ぎる程の高機能です。付属ソフトの話はまた改めてブログ記事として紹介しようと思っているほどです(^_^;)

 


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