憧れのコンパクトホームサーバー計画~環境セットアップ編

  • 投稿日:
  • by
  • Category:

 ホームサーバーとは言え、普通のパソコンです。なんせ、Windows7 HomePremium 64bitですからね。

▼懐かしのPCモニタ載せスタイル!
miniitx30.jpg

 ところでサーバーと言えば・・・家庭内ネットワークでのファイル・プリンタサーバー、ネットワークストレージから、DDNSサービスなどを利用した外部アクセスを受け付けるところまで様々な種類・用途があります。WEBプログラミングをするような人にとっては、開発環境としてHTTPサーバーを使う事も日常的であり、大して難しいことでもありません。私の場合は、写真などを出先でも見たくてオンラインストレージサービスを使っていますが、アップロードが面倒なのと容量が大き過ぎる問題がありました。

 そこで今回の仕様として、次のそれぞれを満たすホームサーバーを考えました。


1、ファイルサーバー(ネットワークストレージ)である
2、ファイルバックアップシステムの要とする
3、外部ネットワークからアクセスできる
4、リモートデスクトップによる遠隔操作が可能である



 【1】のファイルサーバーに関して、Wndowsのファイルの共有機能で、【パスワード保護共有】を使いました。同じネットワーク内でファイルの参照が可能になります。接続先のパソコンに登録されたユーザー名とパスワードが必要です。

homesv00.jpg

 次に【2】のファイルバックアップシステムの要ですが、簡単に言うと・・・メインパソコンのハードディスクを丸ごとミラーリングコピーするパソコンという事にしました。いちいちバックアップしたいファイルのを整理する暇はないのです。長期保存したいファイルはHDDにまとめてあったので、ホームサーバー側から定期的に読み込んでバックアップするように設定しました。使用ソフトは【BUNBACKUP】で、ネットワーク通しのバックアップなんですが、特に設定無しの方がうまく動くのは、Windowsがユーザー名とパスワードを記録しているお陰と思います。

 なお、デスクトップ画面に【即時バックアップショートカット】も作っておき、メインパソコンで作業後に外部からファイル参照したいときにはすぐにミラーリングしておきます。ちなみに大容量なので広帯域が必要で、つまりは有線LANの1Gbps接続が必須だということを思い知らされました。

homesv03.jpg

 そして、【3】の外部ネットワークからのアクセスにはVPNを使います。Softether社・筑波大学でのオープンソースのVPNプロジェクトを利用すると、非常に高機能で簡単・便利です。ホームサーバーではVPNサーバーが立ち上がり、かつVPNクライアントでlocalhostに接続します。同時にDDNSサービスをが提供・利用できて、外部からも同じくVPNクライアントで接続できます。

 ※SecureNAT機能を使うと、ホームサーバー側でVPNクライアントを使わずに、外部からVPN接続するだけで家庭内ネットワークの全てにアクセスできるようでした。外出先から、【192.168.0.1】といったプライベートアドレスを直接叩けるのは新鮮みがあり、同時にセキュリティ面で怖い気持ちもあって、仮想DHCPサーバー機能だけを使うことにしました。

homesv02.jpg

 最後の【4】のリモートデスクトップによる遠隔操作には、IchiGeki氏のフリーソフト【Brynhildr】を試用しています。本当はWindowsリモートデスクトップが使えると良いのですが、Windows7 HomePremiumでは利用できません。しかし、最初はうまくいっていたのものの、どうもロック画面からの復帰時にバグってしまう不具合が出ていて今後を検討中です。

 なお、ここでも先のDDNSサービスが流用できるので、外部からの参照が簡単です(^_^) たまにはHDDなどの温度をみておきたいという時に便利ですね。他にも何でもできちゃうのがセキュリティ的に不安になるところではあります。


 というわけで、今のところはこんな感じです。

 これから先、利用できる便利な機能があればドンドン組み込んで行きたいと思っています。特に今考えているのは、WEBカメラです。HTTPサーバーやリモートデスクトップ経由でもいいので、家の様子を見れる!というのも・・・使わないか(^_^;)


トラックバック(0)


コメントする